理事長ご挨拶
新たなステップを
踏み出しましょう
平成30年2月25日に開催された理事会において総意を得て推挙され、
4月1日付けで理事長に就任いたしました長谷川久之です。
NPO法人自立化支援ネットワーク(IDN)は西暦2000年に発足し今年で18年目を迎えました。
創立20周年を目前に控え理事長を拝命いたすこととなり、その責任の重さを痛感している次第です。
NPO法人自立化支援ネットワーク発足時の理念は「社会人や学生の自立化を支援する」というものでしたが、我々を取り巻く社会環境の変化に伴いシニアのICT普及を支援する活動が大きな比重を占めるようになりました。
そのICT普及に使用する機器も、テキストで勉強できるパソコンから、直感的に操作するタブレットやスマホへと急激に変化をとげています。そんな中でシニアが時代に取り残されることなく人生を有意義に楽しく暮らせることができるようお手伝いをしていくことが我々の使命ではないかと思います。
現在、日本では4人に1人が65歳以上の高齢者であり、その割合は年々増加しその高齢者の半数以上が一人暮らしや夫婦のみの世帯となっています。
そして、さまざまな医学的研究により、定年後天寿を全うするまでの時間が伸びたことで、益々その時間の使い方が問われることになります。
シニアが時間を持てあますことなく、知識欲・探求心を忘れずに、孤独に陥らないで楽しい毎日を送れるようにサポートできれば、これもまたIDN発足時の理念に通ずるのではないかと信じております。
ICTばかりでなくシニアの関心がある講座や知りたいことの講座、体力維持や健康増進のためのアウトドア活動などを通じて、シニアが世の中に必要とされ、シニアの皆様に喜ばれるサービスを提供していくことを目指したいと思います。
このためにはボランティア精神とともに優秀な能力が必要で、多くの経験を積み重ねたシニアであっても日々のたゆまぬ向上、研鑽が必要です。独りよがりになることなくそれぞれが能力を高め、また優秀な人材や諸先輩方からの助言、ご指導を頂き事業を進めていきたいと思います。
IDNがますます発展し続けることを願って巻頭のご挨拶とさせていただきます。